人生の中でいずれは相続という問題がやってきます
その際に資産が多ければ多いほど相続税はたくさんかかるので、できるだけ相続税をかからないようにしたいですよね
大きな相続になるとわかっているのなら早めに対処することで節税することができます
本当に大きな資産を持っている人はやっていると思いますが、税理士に相談することも大切です
ここでは相続税についてざっくりと説明していきます
相続税はどのようにかかる?
相続税といっても相続する資産に対してすべて税金がかかるわけではありません
相続資産の非課税になる金額は以下のとおりです
「3,000万円+(600万円×相続する人数)」
例えば親が亡くなってしまって、自分ひとりで相続する事になった場合は、600万円×1人なので、3,000万円に600万円を足すと3,600万円になります
自分と兄弟が3人居て、4人で資産を相続する場合は600万円×4人なので2,400万円に3,000万を足すと、5400万円になります
この金額までは相続税がかかることはありません
しかし、それ以上の資産を相続する場合には対策をしておくのが税金対策になります
いくら現金がなかったとしても、家や土地といった不動産の価値で非課税枠を越えてしまう可能性があります
4~5月頃になると固定資産税の納付書が届いているはずなので、その価格の欄を確認することで一つの目安にすることができます
相続する家の評価額を下げる方法!?
相続する家の評価額が低ければ低いほど非課税枠の中に収まるので、相続する家は評価額が低ければ相続税がかからなくて済みます
実際に不動産の評価額を出しているのは税理士さんにお願いする場合が多いです
しかし、いい意味でも悪い意味でもマニュアルに沿っているので、もっと上手くやれば良い場合でもマニュアル通りにやってしまいます
相続関係を専門にしている不動産鑑定士の人に評価額を鑑定してもらうと、わざと評価を抑えて安い金額してくれる場合があります
「近くに川があるので地盤がゆるくなっています」
といったようないろんな理由を見つけて評価を抑えてくれるので、本来なら非課税枠を越えてしまう場合でも越えないように金額を抑えてくれます
もう相続し終わったから遅いじゃん・・・という場合でも!
すでに相続が住んでいる場合でも5年以内であれば査定を受け直すことができるので、諦めずに依頼するという方法もあります
成功報酬で動いている人であれば、減税することができなければお金を取られることもないので、安心して依頼することができますよね
減税できる場合であれば還付金を受け取ることができるので、まだ間に合うようであれば再査定をしてみるのも一つです
簡単にできる相続対策はやっぱり生前贈与
簡単にできる相続対策は「生前贈与」です
亡くなってから一気に相続させると税金が取られてしまうので、生きている間に少しずつ贈与していくことで相続対策をするという方法です
しかし、その場合でも一気に贈与してしまうと今度は「贈与税」という税金がかかってしまいます
なので現金がたくさんある場合には、少しずつ生前贈与していくという方法がメジャーです
この受け取った現金は資産運用などに回すなどして増やしていけると良いのですが、人によってどういった方法が本当にベストなのかというのは変わってきます
なので、専門家に相談するのが一番だと言えますね
まとめ
・相続税の非課税枠は「3,000万円+(600万円×相続する人数)」なのでその中に収まるかどうかを確認する
・家の評価額は相続専門の不動産鑑定士に依頼すれば、意図的に評価を下げてもらえる可能性があるので節税できるかも
・相続した後でも5年以内なら間に合う
・生前贈与が簡単にできる相続税対策だけど、贈与税が掛からない程度に少しずつやるのが良い
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