住宅などでローンを組む機会というのは人生の中で十分にありえることですよね
ローンを一度組んだら返済し終わるまでずっと同じ状態にしていませんか?
住宅ローンは非常に長い期間でローンを設定するので借り換えることで非常にお得になる場合もあります
銀行などに相談しに行くのが面倒でそのままにしていると、手間はかかりますが大きくお金が浮く可能性もあるので一度見直してみることをおすすめします
そんなローンの借り換えについてメリットとデメリットを踏まえてご紹介していきます
ローンの借り換えってそもそも何?
現在組んでいるローンから別のローンに乗り換えるということになります
そもそもそんな事できるの?っていう風に思うかもしれませんが、実は出来ます!
残っている残高を別の金融機関から借りたお金で、今の金融機関に返済することで違う金融機関に対して返済を進めていくということです
しかし、闇雲にローンの借り換えをすれば良いというわけでもないので、しっかりと確認することが重要です
ローンの借り換えによるメリット
ローンの返済額を減らすことが出来る
例えば、最初に借りたときが金利が年1.5%で借りたとします
この金利で借りていたとしても、ローンの借り換え先の金利が年1%だとした場合、ローンの借換えをすることで返済額の総額を大幅に減らすことが出来ます
借入額 | 2000万 | |
返済期間 | 20年 | |
金利 | 年1.5% | 年1% |
毎月返済額 | 96,059 | 91,978 |
総返済額 | 23,162,045 | 22,074,815 |
ざっくりとしたシミュレーションですが、2000万円を20年で借りた場合、年1.5%と1%の金利ではこのような差になります
支払総額で考えると「1,087,230円」も違う金額となるのがわかりますよね
いろいろ手間はあるとしても一度仕事をしたら報酬100万円!って言われたらやろうと思いませんか?
実際には手数料がかかってもっと減ってしまいますのでその金額がそのままもらえるわけではないので注意が必要です
ちなみにローンの借り換えによって金利が変わった場合には、繰り上げ返済の場合と同じように期間を短縮する場合と月々の返済額を減らす場合の2種類があります
もちろん借り換えの場合でも期間短縮型の方が総返済額は少なくて済むので、期間短縮型にすることをオススメします
長期固定金利に切り替えることができる
ローンを組む際には変動金利と固定金利という金利の計算方法があります
変動金利はその時期によって金利がかわりますが、固定金利であれば支払いっている間はずっと同じ金利で払い続けることが出来ます
歴史的に見ても今の金利は超低金利状態です
この低金利の状態がずっと続いた状態でローンを組むのであれば借りた側としては損する金額が少なくて済みます
10年や20年といった長期の固定金利でも年1%などの低金利で借り換えできるケースが多くあります
現在変動金利で借りている人は今後金利があがってしまうかもしれないという可能性も含めて固定金利化できるというのが一つのメリットです
リフォームローンもまとめて低金利にできる
自宅のリフォームを検討している場合には、借り換えをすることでリフォームにかかるローンの金利も住宅ローンの金利で借りることが出来ます
リフォームローンだけで借りると年2%以上かかってしまう事が多いですが、借り換えに合わせてリフォーム資金も一本化して住宅ローンとすることで、住宅ローンの良さである低金利の長期間ローンとして組むことが出来ます
このようにもしリフォームを考えている場合には借り換えをすることでお得になる場合もあります
ローンの借り換えによるデメリット
手数料がかかる
こればっかりは仕方がないですが、いくつかの手数料がかかってしまいます
現在のローンを完済する手続きに関わる手数料と、住宅ローンを新規で組む手続きに関わる手数料の2種類の手数料があります
この手数料というのがなかなか馬鹿にならない金額になっています
銀行やローンの借入金額、期間、金利など条件によって変わってしまうので一概には言えませんが30万~80万ほどの料金になってしまいます
これらの手数料も借り換え後の住宅ローンに含むことができますので、そうすることも一つの方法です
しかし、返済額が減ることのメリットと手数料にかかるデメリットを差し引いた上で、実際にどれだけの節約効果が出るのかを比べる必要があります!
手続きがいろいろあって少し面倒
借り換えの場合であっても住宅ローンを新規で組む場合と同じように審査が必要になります
審査を受けるためには住民票や所得証明書などや、自宅を購入したときの物件資料などをかき集めること必要があります
もちろん審査に通った場合にも契約手続きのために時間の確保も必要となりますので、ネットで簡単にぽんっと終わることではないので注意が必要です
さらに、借り換えた後は借り換え先の銀行口座から住宅ローンの引き落としがされるので、給与振り込みの口座の変更が必要になります
もし会社の都合で給与振込の口座を変更できない場合は、毎月お金を移動させるという手間が発生してしまいます
借り換えたほうがいい目安は?
実際に借り換えたほうが良い目安というのは以下の場合に当てはまる人は検討したほうが良いです
- 残高が1000万円以上残っている
- 返済期間が10年以上残っている
- 借り換えることで金利差が0.5%以上変わる
上記に当てはまる場合には高確率で借り換えしたほうがお得になります
一つでも当てはまるのなら何十万というお金を無駄にしてしまう可能性がありますので、すぐに確認するようにしましょう!
まとめ
・昔組んだローンの金利が高ければ、借り換えることでお得になる
・手数料は結構大きな金額になるので差額を見極める必要がある
・手間はかかるけれど数十万という単位でお得になる可能性があるので要チェック!
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